地域包括ケア推進部は、「グループ・法人の理念に基づき地域貢献を実践する部」です。国は、団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて地域包括ケアシステムの構築を急いでいるところです。このシステムは、各地域の実情、環境や住む人の実態に合わせてみんなで作り上げていく必要があり、これを支援していきます。
部内には、山梨県の委託事業としてすでに実績のある山梨県リハビリテーション支援センター、山梨県高次脳機能障害者支援センター、笛吹市の委託事業として運営する笛吹市北部/東部長寿包括支援センターがあります。地域リハビリ推進課では、フレイル予防、認知症カフェ、災害リハ、プロボノ、訪問指導、地域開放事業という担当部署があります。中でもフレイル予防は、昨年度から笛吹市で開始されたフレイルチェックを支援しています。地域を元気にする部を目指して活動していきます。
地域包括ケア推進部長 磯野 賢
当センターは、高次脳機能障害を持つ方やご家族の相談に応じ、それぞれの抱える課題や事情に沿いながら、医療・福祉・就労・教育等の関係者と連携して支援を行う相談機関です。
地域で生活する高齢者や障害者がいきいきとした生活が送れるように、リハビリテーションに関する支援を行います。生活での困難課題を解決するための個別相談やリハビリテーションに関する理解を深めるための研修会を行います。
笛吹市から委託を受け地域包括支援センター(北部地域:石和町・春日居町エリア)の運営を行います。センターでは、地域住民が住み慣れた地域で安心して尊厳あるその人らしい生活が出来るよう、主に高齢者の相談支援を行っていきます。
フレイル予防を推進するため、フレイルチェックの市町村での導入支援を行います。
医療・福祉専門職を活用した認知症カフェを開催し認知症のある方・家族を支援します。
災害時に被災地へのリハビリ支援ができるよう研修を行い、派遣体制を整備します。
専門職としての知識・技術を地域のために役立てるボランティア活動を推進します。
僻地におけるリハビリテーションの普及を図るためセラピストが訪問支援を行います。
地域に向けて、病院機能・リハビリテーションについて情報発信を行い、地域リハビリテーションを推進します。
患者さんやご家族が抱える生活上の悩みや不安などの相談を伺い、支援していきます。医療費・住宅改修・退院後の日常生活や介護、職場復帰への不安、介護保険や各種保険の申請手続きや利用方法など、外来通院や入院に伴いさまざまな不安や疑問が生じてくると思います。それらに対し、院内の医師・看護師・リハビリスタッフなど他職種と連携を図りながら支援していきます。必要に応じて地域の関係機関や、ケアマネジャーとも連携を図りながら、社会福祉士や保健師、看護師、理学療法士が親身になって対応いたします。入院に関するご相談から始まり、入院中から退院後まで、患者さんや家族が地域の中で安心して暮らせるよう、支援に努めています。