60周年おめでとうございます

創立60周年の佳節を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。
山梨県におけるリハビリテーション医療の草分けとして、島津寿秀先生によって立ち上げられてから60年。先生は、地域のリハビリテーション医療の発展のみならず、日本リハビリテーション病院協会の立ち上げにも携わるなど、日本のリハビリテーション医療全体を牽引される存在でございました。その志を受け継ぎ、携われたすべてのスタッフの皆様の弛まぬ努力によって、着実に発展を遂げてこられました。何よりも、60年間貫き続けていらっしゃる「地域」への思いや実績は、私たちが模範とするグループであると確信しています。
私が銀門会の皆様と初めてご縁をいただいたのは2000年前後だったと思います。銀門会主催の講演会にお招きいただき、公的介護保険制度等のテーマから当グループの取り組みについてもお話しさせていただきました。講演前に島津先生自ら施設をご案内くださったのですが、先生やスタッフの皆様の山梨に対する熱い情熱と、住民や患者さんへの真摯なご対応に感銘を受けたことを鮮明に覚えています。単にリハビリテーン医療の提供にとどまらず、地域リハビリテーション活動に主眼を置いた実践は、現在、理事長を務めておられる佐藤吉沖先生によって、さらに進化し続けていることは誰もが認めるところでございます。個人的なことでは、私の風景写真の師匠は島津先生です。先日久しぶりに伺った際、施設内に先生の数々の作品が飾られていること、なぜか安心いたしました。
佐藤先生は、その温厚で実直な姿勢が評価され、現在、日本リハビリテーション病院・施設協会の副会長に就かれています。その人柄とリーダーシップによって、協会の中心的なお役目が期待されていますが、それを支えるスタッフの皆様、特に役職者の皆様の献身的なサポートがあってこそだと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。プラベートでも佐藤先生ご夫婦とは仲良くさせていただいています。私たち夫婦にとっては気の置けない存在ですが、ちょっと年上の私たちにとっては、これからはお世話になることも多いと思いますのでよろしくお願いします。
銀門会という法人名は、シルバー世代の皆様に対する思いから名付けられたとお聞きしています。高齢者を取り巻く環境は決して明るいものではなく、私たちを取り巻く社会情勢もまた、日々刻々と変化しています。このような時代において、60年の輝かしい歴史に安住することなく、変化するニーズに柔軟に対応し、新たな銀門会のパーパス(存在価値)を創造されていくことを期待しております。来るべき未来に向けて、医療法人銀門会がさらに発展されますことを心より祈念いたしますとともに、理事長をはじめとするスタッフの皆様のご健勝とご多幸を祈念し、私の祝辞とさせていただきます。
一般社団法人日本リハビリテーション病院・施設協会会長
医療法人真正会霞ヶ関南病院理事長
斉藤 正身