山梨県高次脳機能障害者支援センターhigher brain dysfunction support center
2010年4月より山梨県からの委託を受けて、2013年度より高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業における支援拠点機関として活動しています。
「高次脳機能障害」は少しずつ知られるようになってきましたが、当事者・ご家族への支援体制はまだまだ不十分な現状です。高次脳機能障害を持つ方々が地域で安心して暮らせるよう、医療・福祉・就労・教育等の関係者と連携し支援を行います。
支援拠点機関の機能
専門的相談支援
ご本人、ご家族、支援に関わる方々からの高次脳機能障害に関わる様々なご相談に、支援コーディネーター(社会福祉士・作業療法士ら)が窓口として対応します。
普及啓発活動
「見えない障害」と言われる高次脳機能障害に対しての理解と支援の輪を広げるため啓発活動を進めています。広報活動や高次脳機能障害を広く県民の皆様にご理解いただけるよう一般向けの講演会を開催します。
地域支援ネットワークの構築
高次脳機能障害は、すべての世代の誰もがなる可能性のある後天的な障害です。障害をもっても地域で安心して暮らせるよう支援ネットワークの構築を目指し、さまざまな機関と連携していきます。
研修の企画・開催
医療・保健・福祉関係者などを対象とした高次脳機能障害に関する各種研修会を開催します。
全国高次脳機能障害支援拠点である国立障害者リハビリテーションセンターには、「高次脳機能障害情報・支援センター」を設置し、高次脳機能障害に関する情報を集約しホームページで公表しています。
高次脳機能障害とは
交通事故やけが、病気の後、これらの症状がみられるようになった場合「高次脳機能障害」の可能性があります。
高次脳機能障害は、「見えない障害」とも言われ、さまざまな症状があり、またその症状は日によっても異なります。
そのため、生活や仕事に支障が出たり、対人関係に問題が出てくる場合があります。 この障害は外見上分かりにくいため、周囲の理解が得られにくく、ご本人やご家族の負担が大きくなっています。
主な症状
交通事故や頭部のけが、脳卒中や脳炎など脳の病気になったもしくは心肺停止を経験したことがある方の中には、身体機能が回復した後でも、以下のような後遺症で悩んでいる方がいます。
これらの症状により、日常生活または社会生活に制約がある状態を高次脳機能障害と呼びます。
お心あたりはありませんか?
- すぐに忘れてしまう。新しいことを覚えられなくなった。(記憶障害)
- うっかりミスや不注意が多くなった。(注意障害)
- 生活や仕事で段取りが悪くなった。計画的に物事を進められなくなった。(遂行機能障害)
- 思いこむと修正できない。気になることがあると繰り返し行う。(固執性)
- 欲しいと思うと我慢が出来なくなった。ちょっとしたことで怒り出す。(感情コントロールの低下)
- すぐに親や周囲の人に頼るようになった。子供っぽくなった。(依存性・退行)
- 相手の気持ちになって考えることができなくなった。(対人機能拙劣)
記憶が保持できない
新しいことが覚えられない
記憶障害
ボーっとしている
集中力がない
注意障害
物事を計画して実行
することができない
遂行機能障害
やる気が出ない
物事を始められない
意欲・発動性の低下
肉体的にではなく、
精神的に疲れやすい
易疲労性
すぐにキレる
衝動的な行動をする
脱抑制・易怒性
自分が病気であることや、後遺症を理解できない
病識欠如
他人の考えを理解し、自分の考えを表現することができない
失語症
身近なものや身体を認識できない
失認
高次脳機能障害診断基準
国が平成13年度より開始した「高次脳機能障害支援モデル事業」において蓄積されたデータをもとに、高次脳機能障害者への支援対策を推進する観点から、以下のような診断基準が策定されました。リンク先より、診断基準がご確認いただけます。
支援ガイドブック
高次脳機能障害の当事者・ご家族をはじめ、多くの方々に高次脳機能障害を知っていただくとともに、障害の早期発見から適切な支援へつなげることを目的に「山梨県高次脳機能障害支援ガイドブック」を作成しました。 ガイドブックには、障害の基礎的な知識から、活用が想定される各種制度、相談窓口等の情報を掲載してありますので、ご活用ください。
ページごとダウンロード
高次脳機能障害に関する研修等
高次脳機能障害に関する研修会や講演会の情報を掲載しています。
過去の講演会については、以下をご覧ください。
よくあるご質問
このページでは高次脳機能障害に関するご質問にお答えします。
「高次脳機能障害」と、「発達障害」や「認知症」との違いは何ですか?
原因となる病気やけが、診断基準や診断ガイドラインの内容が異なります。日本における高次脳機能障害の診断基準では、発達障害や認知症(進行性疾患)は除外されています。発達障害や認知症のケアや生活上の工夫は、高次脳機能障害の支援にも活かせます。
障害者手帳や障害年金を申請したい場合、どうしたらよいですか?
いずれの場合も、医師による診断書の発行と、窓口での申請が必要です。まずは、ご本人の状態をよく知る主治医やかかりつけ医に、申請の希望をご相談ください。障害年金は、申請する前に、受給要件などをお近くの年金事務所にてご確認下さい。
福祉や介護のサービスを利用したい場合、どうしたらよいですか?
突然の病気や事故により、まずは医療機関で治療やリハビリテーションを行います。そののち、年齢や原因疾患、障害の程度や状態、ニーズなどに応じて、社会福祉サービスの利用を検討します。公的なものは、主に「障害者総合支援法」や「介護保険法」です。病院のソーシャルワーカー(社会福祉士など)や、お住まいの市町村に相談しながら、制度を上手に活用することが大切です。なお、障害者手帳がなくても、医師の意見書により、障害福祉サービスを利用することが可能です。
働き盛りで中途障害となり、先々が不安です。相談先はありますか?
まずは、いま行うべき治療やリハビリテーションに集中できる環境を整えましょう。病院のソーシャルワーカー(社会福祉士など)へ、傷病手当金などの休職中の経済保障について、ご相談することをお勧めします。治療やリハビリテーションを経て、十分に準備をしたうえで、職場復帰される方もいます。傷病時の「休職可能期間」や「復職に向けた手続き」について、職場の就業規則を確認しておきましょう。職業リハビリテーションサービスや就労系の障害福祉サービスの利用も、状態に応じ考えましょう。
子どもへ、高次脳機能障害について分かりやすく説明したいのですが
高次脳機能障害について、理解を深めたい小学生や中学生等に向けたWebサイトが公開されています。ご参考にしてください。
子ども情報ステーションbyぷるすあるは 高次脳機能障害
その他
高次脳機能障害情報・支援センター 「よくあるご質問」のページ
お問い合わせ先
相談には、費用はかかりません。
来所・訪問相談には予約が必要です。まずはお電話ください。
山梨県高次脳機能障害者支援センター(甲州リハビリテーション病院)
〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場2031
TEL:055-262-3121
FAX:055-262-3727
koshu.hbd@krg.ne.jp
月曜〜金曜 9:00〜16:00